日本は晩婚型になり、更に未婚の人が増えているというニュースを先日見ました。確かに昭和初期に比べると、未婚の人は増えているようです。これには社会環境の変化が大きく影響しているように思います。
女性が結婚を「永久就職」と称していた時代があります。学業を終えて就職しても適齢期になると結婚して退職し、家庭に入るのが、当時の女性の生き方としては一般的でした。その中で仕事に専念して婚期が遅くなると、女性としては問題があるように思われていたものです。ですが今では男性と同じか、それ以上に仕事をしている女性が増えました。職種によっては就職しても短い勤務年数で退職をし、新しい若い女性社員を雇用したいと考えるものもあります。ですが近年では仕事ができる、社内の事情に精通している女性社員が退職することは会社にとっての不利益だと考えられるようになってきています。女性にもやりがいが感じられる仕事を任されたり、重要なポストに就くことも増えてきます。そのため、人によって婚期が大きく違ってきているといっても過言ではないのです。
また結婚後も仕事を続けたい女性と、続けて欲しい会社との考えが一致するのであれば、待遇も変わることがありますが、これはまだ全ての会社で適用されるわけではありません。場所によっては、まだ堂々と産休を取りづらい会社もたくさん存在しています。
お互いの生活環境や仕事などに対して理解することができるパートナーに出会うことができたときが、その人の婚期ではないでしょうか。今は昔のような女性が25歳までに結婚していないと普通ではないと考えられていた時代ではありません。自分にとっての婚期は自分で決めるものです。もちろん大きな決断ですから勢いも必要です。重要なのは周りに振り回されないこと、流されないことです。満足いく結婚ができるように、自分が望む将来プランを予め立てておきましょう。